第1章の幕の時間が迫っている
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握って握りつぶしてしまうほど離せないでいる事を、手を開いてみようと思う
一瞬芸のように、離しても、瞬きも出来ない早さで握りもどしている事
反応してしまう自分に苦笑
そして、また省みて、握りしめた手をじっとみて、みつめて、握りしめた手を緩ませていく
決断までの時間は、手が解けて、反応しなくなるまで、しっかり時間を要して納得行くまで
握り返そうと指先が動かなくなるまで
自分にかけてあげる時間
今までは周りとの調和のために、気を使っていた。分散していた。それを今回は、自分の為だけに、向かわせる。長年の癖は厄介である。自分で決めていても、自然と回路が元へと戻ろうとしているのに気づいて「はっ」っとする
自分の中では、後に引けない状況を作っているのにもかかわらず、元に自然と戻ろうとする反応が強いものだと思い知らされるのである
頼れる人がいて、委ねられたら、そう、幻想で思い描いて、しばし、乙女のピンクのお花畑に自分を置いてみる。頼れる人とは、白馬に乗った王子様。物事はスムーズにに運び幸せと安心を手にした自分なのに
その妄想の絵は、覚めていく
お風呂の湯気でガラスが曇っていくように
それは、本心でない事を証明してる。
心の奥の選択でない事を
どこか計り知れないところから弓矢が飛んできてしまう。弓矢には紙がくくりつけられていて、
「マツガイ」と
マッキーの太字で粗々しく書かれている映像が
映画のワンシーンのように浮かぶ
あーやっぱり、自分で決めないと結局納得しない自分がいることに、気づく
「本当はどうしたいの?」
自分の奥にある埋もれて、埃を被った、
「深層の真相」という
題名の本があった
そこには、答えは決してないのだが、
何百と思われる、問題提起がされている
手を変え品を変えである
今回は三ヶ月に渡り、この繰り返しをしてきた。
途中、自分の選択を放棄して、YouTubeをゴロゴロしてみたり、眠たいと思ったら、生理的欲求に任せてみたり
やり尽くした
自然と目の前に広がる自分の視野には変化は起きなかった。
焦る、まじ、焦る
時間を無駄使いしまっている自分に
環境を変える行動を、決断して
不動産屋さんへ電話して、期限を伝えた
ここにいれば、整った空間、利便性もよく
私にピッタリフィット出来ている
過去最高の住み心地
何不自由なく
丁度良い
一年かけて作ってきたし、ほぼ思いどおり
ピッタリで愛と感謝が詰まっている
それでも、完ぺきではない。
やっぱり、入居自体はお別れから
始まった場所だから
私の奥の悲しみが、正直滲み出てくる時がある
完璧主義の側面が顔を覗かせいる
次の段階へと見えない力から押されている
「今までを、感謝して手放していけ」
ふっと力が抜けて素に戻った時リフレインする
自分は、今はゼロだゼロだと、言って来たけれど、ココを出ないといけないと、本当のゼロにはなれない。本当は気づいていた。そして言われていたし、現象としても現れていた。快適さを自ら外していくのは、何と勇気のいる事だろう。
手放して振り返った時の爽快さをまだ信じ得てないから。
でも、いずれは、そう出来ると、確信している自分が根底にいる
気に入って購入した場所やモノとお別れするのに
直面すると、涙が湧き上がってくる
とめどなく、溢れてくる
間違いなく私の人生の大きな岐路
見方を変えると、ココを人生の第1章のお別れの場所に出来ることには、もってこいの場
感謝して、100万回のキスと抱擁を
心から送る
そして、山口百恵がマイクを置いたように、
私も美しくココとの別れを演出する
そう、決めた。